要約
WSL2のUbuntuを用意して、その中でOpenFOAMのUbuntuインストール手順で進めていけば、成功します。
WSL2をインストール
詳細は下記を確認してください。
前までは色々とやることがありましたが、管理者として実行したPowerShellを開いて、下記のコマンドでインストールできるようになりました。
wsl --install
一応、インストールできたか確認。
wsl --version
こんな感じの内容が出てくれば成功です。
WSL バージョン: 2.2.4.0
カーネル バージョン: 5.15.153.1-2
WSLg バージョン: 1.0.61
MSRDC バージョン: 1.2.5326
Direct3D バージョン: 1.611.1-81528511
DXCore バージョン: 10.0.26091.1-240325-1447.ge-release
Windows バージョン: 10.0.22631.3880
以上です。めっちゃ簡単!
次にGUI付きのUbuntuをMicrosoft Storeからインストールします。
(GUI付きじゃないと後で出てくるソフトウェアで起動できないものが出てきます。そもそもCUI版をインストールできるのか調べてないですが。。。)
Storeでubuntuと検索して出てきたものをインストールします。

自分は、Ubuntu 22.04.3LTSをインストールしました。バージョンによる差異は、検証していないので、分からないです。
インストール後、Ubuntuのコンソールからユーザー設定をしてください。
OpenFOAMをインストール
詳細は下記を確認してください。
Download v11 | Ubuntu | OpenFOAM
OpenFOAMとParaViewをコマンドだけでインストールすることができます。
apt
にリポジトリを登録します。
sudo sh -c "wget -O - https://dl.openfoam.org/gpg.key > /etc/apt/trusted.gpg.d/openfoam.asc"
sudo add-apt-repository http://dl.openfoam.org/ubuntu
この状態でaptをアップデートします。
sudo apt update
OpenFOAMとParaViewをインストールします。
sudo apt -y install openfoam11
openfoam11
をインストールすれば、ParaViewも一緒にインストールされます。
続いて、.bashrcに設定を書き込みます。
(好きなエディタで編集してください)
vi ~/.bashrc
bashrcの前に「.」は、必須です。
.bashrcが何なのかはここでは、深く解説しませんが、ここでは、Ubuntuの設定ファイルと思っておけば大丈夫です。
.bashrcの中に下記を追加します。
. /opt/openfoam11/etc/bashrc
保存して、Ubuntuを再起動するか、設定反映を行うコマンドを実行します。
source ~/.bashrc
helpオプションを実行して、インストールできてるか確認します。
foamRun -help
こんな感じでオプションの説明が出てくればOKです。

ここまででインストールは完了です。
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