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  • うつ病体験談 その1

    20代の最後に発症して、未だに治療中。現在31歳。

    今は安定しているので、このタイミングで思い出として記しておこうと思う。

    ネットで調べると、入院したとか、1日全く動けないみたいな記事が大量に見られるけど、自分はそこまでじゃなかったというのも今回書いておこうと思った理由の一つである。

    とは言いつつ、合計6ヶ月休職しているので、軽症とするのはおかしいのか?とか思ったり。

    見る人が見たら甘えに見えるかもしれないけど、こっちは医者から診断受けてるんだって強気に出てみたり。

    思うところはあるけど、軽症は軽症なりの苦しみがあるっていうことをいろんな人に知ってもらえたら、書いた意味があったかなと思ったり

    あととりあえず思い付いた順に書いているので、あしからず。気が向いたときに書き直そうと思ってます。

    きっかけ

    うつ病は、ストレスが積み重なって、爆発したときに発症するらしい。

    もともと好きなこともあまりないし、ストレス発散が苦手な方と言うのはあったと思う。

    コロナウィルスの流行で心配性な自分の性格も相まって、ストレスが爆発してしまった。

    コロナが流行り始めて1ヶ月くらいのとき、マスク警察に動画を撮られながら、なんでマスクつけてないんですか?と詰められたり(売ってなかったので付けられなかった)

    ちょっと喉が痛いと、ものすごく不安になったり、かと言って独りなので、誰にも相談できなかったり

    在宅勤務100%になって生活習慣が完全に変わったり。もともと出社100%だったので、家賃が安い家に住んでたのだが、バスが家の前を通る音がうるさすぎて、だんだん耐えられなくなってきたり。(あの時、バスに乗っていた人は居たのだろうか)

    毎日ニュースでコロナ関係の悪いニュースが流れてたり。とにかく世の中の雰囲気に飲まれやすいというのが今回分かった

    こんな感じで考え出すとキリがないくらいいろんなきっかけがあったと思う

    症状

    不安になることはよくあることだから、そんなに気にしてなかった

    症状を自覚し始めたのは、朝が辛すぎて、始業時間に間に合わなくなってきた頃だ

    何かがおかしいと思いつつ、そのまま働き続けてた

    ある日の昼頃だったと思う

    日本語のドキュメントが読めなくなった

    何を言ってるのか分からないかもしれないが、文字であることは認識できるのだけど、文章として全く頭に入ってこなくなった

    よく集中できないっていうことがあるけど、それはまだ集中できる状態なのかもしれない。気合いでどうにもならない状態がその先にあるのだ。

    このときの文字が読めない衝撃と人間の脳は文字であることと文章であることを認識することを別々で管理してるんだという感動があったのを覚えてる

    仕事にならなかったので、その日は午後休を取った

    他にも色々あって

    家に食べるものが無いのでコンビニまで歩いて行ったとき、自分が宙に浮いて、自分を見ながら歩いてる感覚になった。

    周りの景色が若干セピア色に見えたりした。

    高い音が聞けなくなって音楽を聞いたりアニメを見たりできなくなった。

    やたら時間が長く感じるようになった。と言っても暇を感じなくなっていた。ベッドで横になって過ぎない時間をただ待っていた。

    すぐ疲れるようになった。

    自分はなんでダメなやつなんだと考えるようになった。

    死んでみたらいいのかなとか考えたりもした。

    仕事も休みがちになり始めた。

    1ヶ月で半分くらいしか仕事ができない状態だった。

    明らかにおかしいと感じて色々調べると、2週間程度憂鬱な気分が晴れない場合、心療内科に行った方がいいと知った

    診断

    電話が嫌すぎてネット予約できる心療内科を探して行った

    うつ病だった

    時間が過ぎなすぎて、色々と調べたため、驚きはなかったけど、まあやっぱりかという落胆はあった。

    仕事ができないので一旦2ヶ月休職した。

    うつ病の薬はお酒がNGになるため、病院に行く前の晩に普段はあまりやらない晩酌をした。

    やっぱりうつ病の薬が処方された。

    最初は、レクサプロが処方されたが、周りがまぶしく見えるという副作用でトリンテリックスに変更になった。周りがまぶしいと主治医に伝えると、嬉しそうにレアケースですね!と言っていたのを覚えている。

    その2へ続く